西田二丁目町内会にこにこ会~落語会

 

 

梅雨の合間のからりと晴れ渡った青空の6月30日(水)、山形市の西田中央公園集会所で開催された「西田二丁目町内会にこにこ会」にお伺いしました。にこにこ会約20名の皆さまは、午前10時からの前半、体操や歌唱に取り組まれていました。そして、午前11時からの後半は当会の落語三席で、文字通り、にこにこと笑っていただきましたよ!!(^^)!

 

【本日の噺家と演目】

・如月家 道楽・・・『洒落番頭』

・楽笑亭 明世・・・『愛の寿限無ウイルス』

・山彦亭 虎之輔・・・『火焔太鼓』

開口一番は道楽さんです。道楽さんといえば、マクラで思いっきり自身のイメージをチェンジするというお約束があり、今日はどういう流れの中でイメチェンするのかと注目していたところ、意外にも「暑いから」の一言で簡単にチェンジ。大いに沸かせました。そして、演目は開口一番にぴったりな『洒落番頭』。ダジャレのオンパレードで会場をしっかり温め、お後と交代です。!(^^)!

続いては、明世さんで『愛の寿限無ウイルス』です。この欄をご覧の落語通の皆さん。「聞きなれない新作の演目だなあ」と、ウイキペディアで調べたりしても出てきませんよ。それもそのはず、この演目は、明世さんの創作落語で、舞台は、まさに今のコロナ禍の山形市。何と、山形市で新種の強烈なコロナウイルスが出現したという重大発表を某知事がテレビで発表する場面からスタートします。そして、何と山形落語協会の某メンバーがその新種のコロナウイルスと関わっているとか、いないとか。この続きは、来る7月10日に遊学館で開催される「第13回山形落語まつり」でお楽しみください。(^^♪

トリは虎之輔で『火焔太鼓』です。マクラでは、コロナ禍の中で、ブームになっている俳句と川柳を取り上げました。その中で、34年続いている「サラリーマン川柳」通称「サラセン」の歴代1位の作品をいくつか紹介していくと、特に女性の方から笑いをいただきました。その時代は変わっても不変の強烈なテーマ(ヒントは、11月22日)で、江戸時代の庶民の様子をのぞいてみましょう、と演目に突入。途中、随所で大いに笑ってくれる男性の方がいて、「あれ、ここは笑いどころでないのにな」と思いながらも、嬉しい限り。古典落語の中でも、ハッピーエンド感満載の噺でお開きとさせてもらいました。(^_-)-☆

終了後は、主催者の方々に「楽しい時間を過ごさせてもらいました」とお礼の言葉をいただき、重ねてありがとうございました。また、にこにこ会の皆様とお会いできることを楽しみにしています。           【山彦亭 虎之輔】

 

 

 

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