第3回ぐっと山形落語会のご報告

7月4連休最後の日、7/26(日)にぐっと山形(山形県観光物産会館)さんにて、落語会を開催しました!前回は2019年の9/15と9/16の2日間でしたが、今回はギュギュッ!と1日で入れ替わり立ち替わりのお客様、一番多い時で30名以上(!!)の方に、たっぷり聞いていただきましたよ!
・・・実は確認不足で10:00と14:00と思っていたら、正しくは11:30と14:00だったという、さらに10:00の時点でお客様もいらっしゃったので、急遽10:00、11:30、14:00(各60分)の3回公演です!以前ご報告した、新型コロナ対策用アクリルボードも大活躍!

10:00~
【第1回目の演目と噺家】
・『つる』・・・・・笑風亭 間助
・『ん廻し』・・・・濃紺亭 らん朝
・『動物園』・・・・濃紺亭 らん朝

開口一番は間助さんで『つる』です。この落語会をお目当てに来られた最前列のお二人のために、と言っても差し支えない第1回目、軽妙に小噺を重ねてから間助さんの十八番のネタでご機嫌を伺おうという塩梅。所作の一つ一つ、台詞の一つ一つにマスク越しでもハッキリ分かる笑いの反応が見て取れましたよ!ぐっと山形に来られた他のお客様も、つられてお席でご観覧。すっかり場が温まってお後と交代です。


続いては、らん朝です。やはり小噺を畳み込んでからの『ん廻し』。言葉の中に「ん」がつく度にご褒美がもらえるとあって、長屋の衆があの手この手で言葉を繰り出します。最後の長台詞ではため息交じりの拍手も頂戴しました!
らん朝が居残って、トリネタは『動物園』です。らん朝オリジナルの演出で、歌いまくるネタに仕上がっております。最後の六甲おろしでは、私の催促にこたえて(?)目一杯の手拍子を頂戴しましたよ!

11:30~
【第2回目の演目と噺家】
・『カラオケ病院』・・笑風亭 間助
・『ん廻し』・・・・・濃紺亭 らん朝
・『たいこ腹』・・・・笑風亭 間助

第2回目、正確には第1回目です。(山形新聞のイベント案内広告欄でも、11:30と14:00でのご案内でした・・・)
ハナはこれまた間助さんの得意ネタ『カラオケ病院』。こちらは病院に来る患者が自分の症状を替え歌で歌いまくるネタになっております。この時点で約20名以上のお客様。間助さんの歌声も一層調子よくお後と交代です。
続いてはらん朝で、これまた『ん廻し』。先ほどは不十分だった、ぐっと山形さんのPRを込めた「ん」の付く長台詞もバッチリクリア!(・・・カンペを見ながら、ですが・・・)さらに大きな拍手を頂戴し、お後と交代です。
この回のトリは間助さんで『たいこ腹』です。太鼓持ちの一八が若旦那に針を打たれる様、なんとか逃れようとする様、腹をくくった様、どれを取っても大爆笑の一席でお開きです。

【濃紺亭 らん朝】

14:00~
【第3回目の演目と噺家】
・『平林』・・・・・如月家 道楽
・『堪忍袋』・・・・錯乱坊 双極
・『鮫講釈』・・・・天空亭 魚々太郎

第3回目はお役交代。道楽さん、魚々太郎さん、私、双極の登場です。

3回目トップは道楽さんの『平林」。おなじみのカミングアウトのまくらで振って、お客様の笑いをとった後、本編に突入です。軽妙な噺で、仕草も軽く、定吉が大活躍。お客様の気持ちをきっちり掴んでお次の出番です。

続いては双極で『堪忍袋』です。夫婦を扱った小噺を2〜3振った後にいつものように「殺すんなら、殺せ〜!」。序盤で大事なセリフを言い忘れてしまいましたが、とても優しいお客様、さげまでお付き合いくださいました(^-^)/

 


トリは魚々太郎さんで『鮫講釈』です。お手製の見台と張扇でパン・パ・パン・パンと軽妙な噺の展開。昔の旅の様子が目に浮かぶと共に、講釈師顔負けの流暢な噺っぷりでおおいに笑っていただき、お客様の心をしっかり掴んだ一席となりました。

4連休最終日で、お客様も帰り際の方が多いのではないかと入りを心配しておりましたが、予想以上のにぎわいとなりました。ご家族の、そして子供さんの笑い声が大変励みになりました。美味しいものもいろいろあり、落語だけでなく、胃の方も楽しませていただいた、贅沢な公演となりました。

本日はお越しいただき、ありがとうございました。

【錯乱坊 双極】

 

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