西郷地区高齢者のつどいでの落語会のご報告

本日は、上山市高松の三木屋旅館で開かれた「西郷地区高齢者のつどい」での落語会に、楽笑亭明世さんと笑門亭福来助さん、そして私、山彦亭虎之輔の三人がお邪魔して、約50名の皆様に落語を三席お届けし、喜ばれてきましたよ。( ^^) _U~~

【本日のプログラム】

〇楽笑亭明世  「親の顔」

〇笑門亭福来助 「野ざらし」

〇山彦亭虎之輔 「火焔太鼓」

開口一番は、明世さんです。「では、笑う練習をしてみましょう」の前ふりで小噺を幾つかかけて、場をあたためてくれました。

そして、現代落語の「親の顔」に突入。子どもがテストに書いた珍解答に、さらに輪をかける父親の迷分析に振り回される担任教師のやりとりが、何とも楽しい一席でした。三木屋旅館さんが改築中のため、会場のすぐ隣で工事をしており、時々「カーンカーン」という工事の音が聞こえてくるのですが、お客さまは落語に集中して聴いてくれましたよ。(^^♪

続いては、福来助さんの登場です。マクラで釣りにまつわる小噺をかけて笑いを取った後、演目の「野ざらし」へ。「野ざらし」は所作の多い演目ですが、福来助さんはいきいきとしたアクションで楽しそうに演じ、お客様を引き込んでいましたよ。「西郷地区高齢者のつどい」では、これまでにも三木屋旅館で落語会が開かれていたとのこと。笑いどころを外さない落語を聞きなれたお客さまに、噺家も大満足でした。(*_*;

そして、トリは地元出身の虎之輔が務めさせてもらいました。マクラの自己紹介で、上山市の観光ボランティアガイドや上山市の混声合唱団に所属していることを紹介。「所属する合唱団を知っている人はいますか」と問いかけると、しっかり手が上がり、嬉しくなりました。そして、演目の「火焔太鼓」へ。主人公の甚兵衛さんが、初めて入った武家屋敷の庭で「おお、きれいな庭だ。和風旅館の三木屋旅館に来たみたいだ」とアドリブを入れたところ、しっかりウケましたよ。(*´▽`*)

「西郷地区高齢者のつどい」は57回も続いており、開会行事では上山市長や上山市の県会議員の挨拶もありました。そうした由緒あるつどいに、今年、山形落語協会を呼んでいただき、光栄に思います。お客様の男女比では女性が多かったのですが、男性の方々の笑い声もたっぷりと聞こえてきて、噺家も楽しく演じ切ることができました。終演後には寿司弁当を用意してもらい、おいしくいただいてきました。また、お目にかかれることを楽しみにしています。

【山彦亭虎之輔】

 

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