ソーレホーム前田での落語会のご報告


9月22日(木)、山形市前田にある「ソーレホーム前田」で開かれた入所者とその家族の芋煮会に、霜月亭こよしさんと、私、山彦亭虎之輔の二名がお邪魔し、約30名の皆様に落語を二席お届けしましたよ(^^♪
  【本日の根多帳】
〇霜月亭こよし…………「やかん」
〇山彦亭虎之輔…………「火焔太鼓」


 一席目はこよしさんです。自らの芸名の由来をお客さんに問いかけるマクラに始まり、本日の演目の「やかん」に入ります。(^^)/一昔前まではわからないことがあると辞書や百科事典で調べていましたが、最近はスマホで検索しますね。では、江戸時代の長屋ではどうしていたかというと、どこの長屋にもたいてい物知りのご隠居さんがいて、長屋の住人たちは何かわからないことがあると、ご隠居さんのお宅を訪ねます。「世の中に知らないことはない」と豪語するご隠居さんと、何とかそのご隠居さんの鼻をあかしたいと画策する八っつあん。はてさて、その結末は……。


 今回は、一席目終了までにテーブルに御馳走が並べられ、二席目の前に「乾杯」をするという普段と異なる展開です。「乾杯」が終わると高座に上がるという、これまでにない体験をした虎之輔でした。( ^^) _U~~
 そこで、開口一番なぞかけをしました。「皆様のテーブルには御馳走がズラリと並んでいますね。では、ごちそうを食べる前とかけて、〇〇を渡る時と解きます。その心は………。」そしてマクラから演目の「火焔太鼓」へと進みました。皆さん、食べながらも笑顔で耳を傾けてくれました。演目もクライマックスに入ったころは食事もあらかた済み、笑い声も大きくなりましたよ!(^^)!

 落語終了後は、噺家二人も皆さんの中に入り、御馳走をお呼ばれしました。入所者やご家族の方と談笑しながら、芋煮二杯、おにぎり二個、くだもの、枝豆を完食してきましたよ。特に、芋煮の二杯目のカレーうどん入りが美味しかったですね。
 帰る時にはスタッフの方から、「次回はデイサービスの人たちに、じっくり落語を聞いてもらう会を企画しますから、またおいでください」と嬉しい言葉をもらい、お土産のお菓子までいただきました。ソーレホーム前田の皆さん、本当にありがとうございました。

【山彦亭虎之輔】

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